2013年8月7日水曜日

FON 2405e 改造

 
貰ったは良いが使い道が微妙で、どこのご家庭にも1台は転がっているFONのルータですが、
こいつを勢いに任せて改造しちまおうって寸法。

うまくいけば、なんと言うことでしょう! ヘボルータが、高機能ルータに。

まぁ、例によって例のごとく、Royal Windows様のありがてぇエントリのままなんですがね。

1.シリアルコンソール接続
2.tftpでファームを流し込む
3.完成!

ってことで、とりあえず、バラしてシリアル端子にピンヘッダを半田します。
が、
スルーホールが開いてないので、結構厄介。

そんな時は、パターンに予備半田して、











こんなL型ピンヘッダの曲がったほうを下にして乗っけて、ササッとやってしまうと簡単です。

端子が付いたら、また、どこのご家庭にも1個は転がっているUSB-シリアル変換をつなぎます。

うちには、残念ながら転がっていなかったので、買出しに出たのですが、現在やんごとなき事情で囚われている広島には、売ってない!松○無線にも、ヤマダ地下にも売ってない!ファッ○ン広島!

しょうがないので、手持ちのマイコンのUARTを使うことに。
今回は、STBee-mini君に活躍してもらいました。
適当なUSB-UARTのデモをチョイと修正して書き込んだら完成!

下記のように配線して、TeraTermから接続します。

STBee-mini                   2405e
                                   1(Vcc)
PA9(USART1-TX)  ------- 2(RxD)
PA10(USART1-RX) ------ 3(TxD)
        GND ------------------ 4(GND)














Fonの電源を入れて、ログがもりもり流れてくればOK。
( 57600bps 8N1 で繋がるはずが、なぜか 38400bps 8N1 で安定するという不思議なことになったが、結果オーライ。画像では繋いでいるように見えますが、Rxのプルアップは不要でした。 )

ファームをダウンロードして、tftpのサーバを立ち上げ、

リセットボタンを押しっぱなしでFonの電源を入れると、

Please choose the operation:
   1: Boot system code via Flash (default).
   2: Load system code then write to Flash via TFTP.
   3: Entr boot command line interface.

で画面が止まるので、
キーボードから"2"を入力して(画面には出ません)

一息ついてから (ここ重要) リセットボタンを離すと、

You choosed 2
2: System Load Linux Kernel then write to Flash via TFTP.

と、言う事を聞いてくれるようになります。
後は、質問に答えて、tftpからファームが書き換わるのを待つのみです。

これで、ヘボFonが、802.11n対応の、無線LANコンバータにも、アクセスポイントにも、無線LANのリピータにもなる、高性能ルータに大変身。

微妙に安定しない上に、チャネルのAuto設定が出来ないWM3500Rの無線を止めて、こいつがメインAPに納まりましたとさ。

どっとはらい。