貰ったは良いが使い道が微妙で、どこのご家庭にも1台は転がっているFONのルータですが、
こいつを勢いに任せて改造しちまおうって寸法。
うまくいけば、なんと言うことでしょう! ヘボルータが、高機能ルータに。
まぁ、例によって例のごとく、Royal Windows様のありがてぇエントリのままなんですがね。
1.シリアルコンソール接続
2.tftpでファームを流し込む
3.完成!
ってことで、とりあえず、バラしてシリアル端子にピンヘッダを半田します。
が、
スルーホールが開いてないので、結構厄介。
そんな時は、パターンに予備半田して、
こんなL型ピンヘッダの曲がったほうを下にして乗っけて、ササッとやってしまうと簡単です。
端子が付いたら、また、どこのご家庭にも1個は転がっているUSB-シリアル変換をつなぎます。
うちには、残念ながら転がっていなかったので、買出しに出たのですが、現在やんごとなき事情で囚われている広島には、売ってない!松○無線にも、ヤマダ地下にも売ってない!ファッ○ン広島!
しょうがないので、手持ちのマイコンのUARTを使うことに。
今回は、STBee-mini君に活躍してもらいました。
適当なUSB-UARTのデモをチョイと修正して書き込んだら完成!
下記のように配線して、TeraTermから接続します。
STBee-mini 2405e
1(Vcc)
PA9(USART1-TX) ------- 2(RxD)
PA10(USART1-RX) ------ 3(TxD)
GND ------------------ 4(GND)
Fonの電源を入れて、ログがもりもり流れてくればOK。
( 57600bps 8N1 で繋がるはずが、なぜか 38400bps 8N1 で安定するという不思議なことになったが、結果オーライ。画像では繋いでいるように見えますが、Rxのプルアップは不要でした。 )
ファームをダウンロードして、tftpのサーバを立ち上げ、
リセットボタンを押しっぱなしでFonの電源を入れると、
Please choose the operation:
1: Boot system code via Flash (default).
2: Load system code then write to Flash via TFTP.
3: Entr boot command line interface.
で画面が止まるので、
キーボードから"2"を入力して(画面には出ません)
一息ついてから (ここ重要) リセットボタンを離すと、
You choosed 2
2: System Load Linux Kernel then write to Flash via TFTP.
と、言う事を聞いてくれるようになります。
後は、質問に答えて、tftpからファームが書き換わるのを待つのみです。
これで、ヘボFonが、802.11n対応の、無線LANコンバータにも、アクセスポイントにも、無線LANのリピータにもなる、高性能ルータに大変身。
微妙に安定しない上に、チャネルのAuto設定が出来ないWM3500Rの無線を止めて、こいつがメインAPに納まりましたとさ。
どっとはらい。